前回は、「交感神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒血管の収縮」で引き起こされる病気を紹介しました。
今回は、「交感神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒活性酸素の増加・顆粒球の増加」で引き起こされる病気です。
白血球が、ウイルスや細菌・異種たんぱく、ガン細胞などの攻撃から体を守っていることは、ご存じのことと思います。
白血球のほとんどは、顆粒球とリンパ球です。顆粒球は、真菌や細胞、古くなって死んだ細胞の死骸などを食べて処理する係です。顆粒球の特色は、増殖能力がたいへん高く、緊急時には2、3時間で通常の2倍に増えます。また、寿命が短く2、3日で死んでしまい、一日に半分の細胞が入れ替わります。顆粒球は役目を終えると、あの活性酸素を放出しながら死んでいきます。「あの」というのは、強力な酸化作用を持ち、正常な細胞を破壊してしまうからです。しかし、顆粒球の割合が正常な範囲内であれば、活性酸素を無毒化するしくみが働くので問題ありません。でも、顆粒球が増えすぎると、活性酸素も増え、無毒化しきれず体内の組織の破壊が始まります。
以上のことから引き起こされる症状や病気は、次のとおりです。
しみ、しわ、くすみ、動脈硬化、ガン、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、痛風、甲状腺機能障害、急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、膵炎、化膿性扁桃炎、口内炎、おでき、ニキビ
次回は、心拍数の増加、緊張・興奮が引き起こす病気について触れます。
今回は、「交感神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒活性酸素の増加・顆粒球の増加」で引き起こされる病気です。
白血球が、ウイルスや細菌・異種たんぱく、ガン細胞などの攻撃から体を守っていることは、ご存じのことと思います。
白血球のほとんどは、顆粒球とリンパ球です。顆粒球は、真菌や細胞、古くなって死んだ細胞の死骸などを食べて処理する係です。顆粒球の特色は、増殖能力がたいへん高く、緊急時には2、3時間で通常の2倍に増えます。また、寿命が短く2、3日で死んでしまい、一日に半分の細胞が入れ替わります。顆粒球は役目を終えると、あの活性酸素を放出しながら死んでいきます。「あの」というのは、強力な酸化作用を持ち、正常な細胞を破壊してしまうからです。しかし、顆粒球の割合が正常な範囲内であれば、活性酸素を無毒化するしくみが働くので問題ありません。でも、顆粒球が増えすぎると、活性酸素も増え、無毒化しきれず体内の組織の破壊が始まります。
以上のことから引き起こされる症状や病気は、次のとおりです。
しみ、しわ、くすみ、動脈硬化、ガン、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、痛風、甲状腺機能障害、急性肺炎、急性虫垂炎、肝炎、膵炎、化膿性扁桃炎、口内炎、おでき、ニキビ
次回は、心拍数の増加、緊張・興奮が引き起こす病気について触れます。
前回紹介した内容は、「病気の原因は、過度のストレス」であることと、過度のストレスは3つあり、「働き過ぎ」「悩み過ぎ」「薬の飲み過ぎ」であることでした。
今回は、実際の病気にどう結びつくかをお話します。
まず、過度のストレスによって、「交感神経の一方的な緊張」が引き起こされます。それと同時にアドレナリンが過剰に作用します。
アドレナリンの過剰供給は、次のような捉えた方がイメージしやすいと思います。
脳が闘いのモードに入って、ストレスの原因に負けないためのシステムが働き始めます。人類が、長年の過去の経験に基づいて築き上げた防衛反応です。ストレスの原因に立ち向うためには全身を活動的にしなければならず、そのためには絶え間ないエネルギーの供給が必要であり、心臓の鼓動を速めることになります。心臓の鼓動を速めるために血管を収縮させることになります。
ここで大事なのは、「交換神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒血管の収縮」という流れです。血管の収縮が長期に渡れば、血液の供給量が減るので血行障害や虚血状態が引き起こされ、体の各組織に老廃物が貯まりやすくなります。また、。血管が細くなれば、当然詰まりやすくなり、血流速度も速くなるので血管を傷つけやすくなります。
以上の結果から引き起こされる症状や病気は、次のとおりです。
肩こり、手足のしびれ、頭痛、腰痛、ひざ痛、各部の神経痛、顔面まひ、関節リウマチ、五十肩、痔、静脈瘤、歯周病、脱毛、めまい、耳鳴り、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、しもやけ、冷え症、アトピー性皮膚炎、線維筋痛症、月経困難症、子宮筋腫、子宮内膜症
アドレナリンの過剰作用によって、あと2つ引き起こされることがあります。「活性酸素の増加・顆粒球の増加」と「心拍数の増加・緊張・興奮」です。次回は、このことについて述べます。
今回は、実際の病気にどう結びつくかをお話します。
まず、過度のストレスによって、「交感神経の一方的な緊張」が引き起こされます。それと同時にアドレナリンが過剰に作用します。
アドレナリンの過剰供給は、次のような捉えた方がイメージしやすいと思います。
脳が闘いのモードに入って、ストレスの原因に負けないためのシステムが働き始めます。人類が、長年の過去の経験に基づいて築き上げた防衛反応です。ストレスの原因に立ち向うためには全身を活動的にしなければならず、そのためには絶え間ないエネルギーの供給が必要であり、心臓の鼓動を速めることになります。心臓の鼓動を速めるために血管を収縮させることになります。
ここで大事なのは、「交換神経の一方的な緊張⇒アドレナリンの過剰作用⇒血管の収縮」という流れです。血管の収縮が長期に渡れば、血液の供給量が減るので血行障害や虚血状態が引き起こされ、体の各組織に老廃物が貯まりやすくなります。また、。血管が細くなれば、当然詰まりやすくなり、血流速度も速くなるので血管を傷つけやすくなります。
以上の結果から引き起こされる症状や病気は、次のとおりです。
肩こり、手足のしびれ、頭痛、腰痛、ひざ痛、各部の神経痛、顔面まひ、関節リウマチ、五十肩、痔、静脈瘤、歯周病、脱毛、めまい、耳鳴り、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、しもやけ、冷え症、アトピー性皮膚炎、線維筋痛症、月経困難症、子宮筋腫、子宮内膜症
アドレナリンの過剰作用によって、あと2つ引き起こされることがあります。「活性酸素の増加・顆粒球の増加」と「心拍数の増加・緊張・興奮」です。次回は、このことについて述べます。