これは、歯学博士であり、経営学博士、コーチ、セラピスト、経営学コンサルタントでもある井上裕之先生の著書のタイトルです。

 井上先生は、島根大学医学部臨床教授でもあり、島根県人にとって身近な方でもあります。

 この本に書かれている「人生を変えた瞬間」について触れていきます。

 1月の北海道、井上先生が助手席に座り奥さんが運転する車に、対向車線を走っていた大型オフロードタイプの車が、雪のせいで減速せずに正面からぶつかってきました。

 奥さんが座る運転席に突っ込んでおり、奥さんの瞳孔は開き、大量の出血があります。8時間に及ぶ手術は成功したものの、執刀医からの言葉は、「全力を尽くしました。でも、奥さんの意識がいつ戻るか分かりません。良くて植物人間になると思っておいてください。」

 意識が戻らないまま2ヶ月半が経った時に、とろんと奥さんの片目だけが開きます。でも脳波はありません。医師は、「脳波検査で脳波がまったくないので、あれは反射と思ってください。」と。それから3ヶ月後、奇跡が起きます。

 この続きは次回掲載しますが、待てない方は、「KADOKAWA」出版の文庫本をお買い求めください。