先日(といっても、もう1カ月くらい前になりますが)院長が三回目の帯状疱疹になりました。幸い帯状疱疹ワクチン接種もしていましたし、早めの抗ウイルス薬内服で、悪化することなく、湿疹と痒みだけで済みました。

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる病気で、水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも発症します。
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症や重症化を予防する効果が期待できます。

帯状疱疹の合併症で、帯状疱疹後神経痛(PHN)というものがあります。これは、帯状疱疹の水疱などの皮疹が治癒した後も続く神経性の痛みです。
帯状疱疹の合併症の中で最も頻度が高く、 「焼けるような」「ズキンズキンとする」「刺すような」痛みが多いとされています。
当院にはこのPHNで来院される患者さんがほとんどなので、帯状疱疹になるとみんな合併症になるのでは?と錯覚しそうになるくらいです。
当院では、PHNの患者さんに神経ブロック注射をしています。治療により、痛みが楽になり、今まで通りの生活に戻られる患者さんを見送る度に帯状疱疹ワクチンの予防接種の必要性と重要性を再認識させられます。
今回、院長が帯状疱疹になり、その事をひしひしと実感させられました。
まだ帯状疱疹ワクチンの接種をしていない方は、是非していただければと思います。
〈看護師〉



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