暖かい日も増え、外出の機会も増える時期です。今の時期、気にしなくてはならないのが紫外線です。紫外線は、私たちの健康に様々な影響を与えるとされていて、短時間浴びるだけでも日焼けや目の痛みなどの症状が現れることがあり、長期間浴び続けると深刻な健康被害につながることもあります。

☆紫外線による健康被害☆
◎皮膚への影響
 〇日焼け:皮膚が赤くなったり、黒くなったりする
 〇シミ、そばかす、しわ、たるみ:メラミン色素の沈着やコラーゲンの破壊による
 〇皮膚がん:紫外線による遺伝子損傷が原因となることがある

◎目への影響
 〇紫外線角膜炎、結膜炎:目の充血、痛み、異物感
 〇白内障:水晶体が白く濁り、視力低下
 〇翼状片:白目の表面を覆っている組織が過剰に増殖して黒目に入り込んでくる病気

◎免疫機能への影響
 〇免疫力の低下:感染症にかかりやすくなる

◎その他の影響
 〇髪や頭皮へのダメージ

☆紫外線対策の重要性☆
これらの健康被害を防ぐためには、紫外線対策が重要です。
〇日焼け止め:SPE・PA値の高い日焼け止めをこまめに塗る
〇日傘、帽子、サングラス:紫外線カット効果のあるものを選ぶ
〇長袖の着用:UVカット素材の服を選ぶ
〇日陰の利用:特に日差しの強い時間帯は、できるだけ日陰で過ごす

☆紫外線とビタミンD☆
紫外線はビタミンDの生成を促すというプラスの面も持ち合わせています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するために不可欠な栄養素です。
〇適度な日光浴:手のひらや腕などに、1日15分程度の日光浴が推奨されています
〇食事からの摂取:ビタミンDを多く含む食品(魚介類、きのこ類など)を積極的に摂る


紫外線は、私たちの生活に欠かせない太陽光の一部ですが、浴びすぎると健康被害
を引き起こす可能性があります。適切な紫外線対策と適度な日光浴を心がけ、健康的な毎日を送りましょう。

〈看護師〉


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