皆さんは、血圧を測っていて、自分の普段の血圧を知っていますか?
若い人は、あまり血圧を気にする事もないかも知れませんが、日本では、30代、40代の比較的若い世代でも、すでに2~3割の人が高血圧の状態です。しかしこの世代の多くの人が治療を受けていません。収縮期血圧140mmHg以上拡張期血圧90mmHg以上(治療室血圧)が高血圧とされています。
高血圧を長期間放置していると、血管の傷みも進み狭心症や心筋梗塞、脳出血や脳梗塞の危険が高まります。

その為、健康診断などで「血圧が高め」とわかったら早めに受診し、治療を必要とする高血圧なのか原因は何かなどについて知ることが大切です。

高血圧予防の第一歩は「自分の血圧を知ること」です。
病院で血圧を測るといつもより血圧が高いという白衣高血圧、朝方の血圧が夜の血圧に比べて特に高い早朝高血圧など家庭血圧からわかる血圧の異常があります。
血圧はさまざまな要因で変動しますので、測るたびに一喜一憂する必要はありません。

家庭で毎日、朝、晩に血圧を測る習慣を身に着け、日々の血圧値を記録し、受診時に持参して先生の指導を受けましょう。

〈家庭血圧の測り方〉
朝と夜に測りましょう。
血圧計は、新たに準備するなら、上腕カフ型血圧計を使って測りましょう。
持っている血圧計が手首型なら、手首型で測って下さい。

〈朝の測定〉
起きてから30分以内に排尿を済ませ
食事や服薬前に測ります。

〈夜の測定〉
就寝前に測ります。
晩酌される方は晩酌前に測りましょう。

目標血圧は年令や合併症によって異なります。

血圧が気になっている方、血圧ノートもありますので
まずは、相談してください。

〈看護師〉



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