精神科医のつぶやき「資料作りも大詰めです|Bルート指定施設になるのは大変そうです その6」 (2025/05/28)
投稿者: furujinmachi
苦手な資料作り、ラストスパートです!もう今回は、自分の覚え書きです。でも、こうやってまとめて書くことで申請書の完成が見えてきました。
当院でのスーパービジョン体制
・指導者:公認心理師有資格者(常勤)
・頻度:月2回の個別/グループ指導
・内容:記録・対応振り返り・倫理的課題の整理など
・記録:スーパービジョン記録表に記載(保管)
到達目標に基づいたチェックリスト
1. 心理的アセスメントを実施・報告できる
2. 面接記録を正確に作成し、守秘義務を理解している
3. チーム内で多職種と協働し、連携の重要性を理解している
4. スーパービジョンを受け、適切にフィードバックを活かせる
5. ケース検討会で自らの見立てを提示し、議論に参加できる
そして、添付資料として、当院でしっかり実習ができることを示す下記のデータを添付します。
当院の診療実績(全て令和6年)
・年間新患数:551名
・年間心理検査実施件数:212件
・公認心理師によるカウンセリング件数:512件
・精神保健福祉士による面談件数:465件
・看護師による面談件数:54件
・リワークプログラム実施回数:108回
・カンファレンス実施頻度:週1回、1時間
・これまでの指導実績:香川大学医学部臨床心理学専攻心理実践実習A(大学院修士課程1年生)30時間/1人 合計12人(2020年より受け入れ、例年2〜3人)
そして、最後に実務的な決め事。
実務従事者の募集定員ならびに募集・採用の方法
募集定員:年間2名を上限とする。1名あたり、週3日(1日8時間)勤務を基本とし、十分な実務経験(年間720時間程度)を提供できる体制を整えている。
募集方法:当院公式ホームページ上での公募に加え、香川大学大学院 臨床心理学専攻との連携により、大学側の推薦も受け付ける。
採用方法:志望理由書の提出および面接により選考を行い、実務経験の適性と学習意欲を確認した上で、受け入れを決定する。
給与、勤務時間、休暇に関する事項
実務経験の初期段階(原則として1年目、または院内基準を満たすまでの期間)は、無給での研修・実習期間として位置づける。この期間中、実務者は指導者の監督のもと、心理検査の補助、デイケアの見学・参加、新患面接への同席などを通じて、段階的に実践的スキルを習得する。
所定の評価項目(心理検査の実施能力、予診対応力、デイケア支援力など)において一定の基準を満たし、単独での業務遂行が可能と判断された場合には、以後の該当業務に対し、時給1,200円の有償報酬を支給する。
該当する業務には、心理検査の単独実施と所見記載、新患の予診、リワークデイケアの運営補助などが含まれる。
すべての勤務実績は、勤務日誌・実績記録(様式2・3)に基づいて記録・確認しており、指導者の評価・確認を経て段階的に有償業務への移行を行う。
勤務時間:週3日、当院の開院時間に準ずる(1日8時間勤務)。
給与発生後、6ヶ月間の勤務実績に基づき、勤務時間に応じた有給休暇を付与。やむを得ない理由で実習予定日に休む場合、振替実習日を設定し、実習プログラムに支障をきたさないように配慮する。
健康管理に関する事項
本施設は医療機関であるため、日常の体調不良や心理的ストレスに対して速やかに対応可能な体制を整えている。
希望があれば、年1回の定期健康診断に準じた受診機会を設けることもできる。
また、勤務中の体調不良時には柔軟に勤務を調整し、必要に応じて医師の関与を行う。
外部の研修活動に関する事項(学会、研究会等への参加の可否及び費用負担の有無)
学会・研究会等の外部研修活動への参加については、専門的知見の向上と実践力の強化を目的として奨励する方針である。
原則として、参加費・旅費等の費用は自己負担とするが、当院が参加を推奨する研修会(例:心理検査・心理療法に関する講習等)については、事前の承認を得た場合に限り、当院が費用を全額負担する。該当する研修への参加後は、学んだ内容を実習や業務に活かすことが期待されるとともに、必要に応じてフィードバックを行うことが求められる。
これで、一度厚生労働省の担当部門に問い合わせしてみて、修正や変更が必要か確認しようと思います。前回、メールを送ったら1ヶ月ほどでお返事が来ましたので、待ってみようと思います。