精神科医のつぶやき「復職に不安な方は、リワークデイケアに参加してみてほしいです|リワークデイケアその10」 (2025/05/09)
投稿者: furujinmachi
当院のリワークデイケアのご案内チラシを作成したく、私がどうしてリワークデイケアの参加を勧めたいのか、どんな思いでリワークデイケアを始めたのか、当院自慢のリワークデイケアの内容はどんなものか、そういったことをこれまで綴ってきました。
改めて、どんな方に声をかけていくかから。
まず、リワークデイケアに参加いただくのは、現在メンタル不調で休職中の方。あるいはメンタル不調を理由に退職した方。そして、復職、転職を問わず、仕事を再開したい(しなければならない)方です。
しかし、休職してすぐの時期は、休養をすることを優先しなければならないことも多くて、リワークデイケアに参加していただくのは、休職して少し経って、うつ状態が少し軽減した頃が望ましいと思います。休職してすぐのうちは、家から出るのも辛いと思います。そういった時期は休養することが優先になります。
少し休養して良くなってきて、次のようなことを悩むようになった方にぜひ参加してほしいです。
「休職中は、どう過ごすのがいいのだろう?」
「休んで少し回復してきたけど、復職するのがすごく不安だ」
「復職して、また同じようにならないか心配だ」
リワークデイケアに参加するメリットとしては、次のような点が挙げられると思います。
・出かける予定ができるため、生活リズムを整えることに意識が向く
・徐々に活動性を上げていくことが、出社リハビリになる
・プログラム内容が、再発防止に役に立つ内容になっている
・同じ体験をした人との相互理解が深まる(このことに関しては、同じ経験をした人との語り合いを積極的に望む方と、そうでない方がいるので、プログラム内の発言に関しては、無理はしなくて良いと説明しています)。
プログラム内容としては、以下のようになります。
期間:3ヶ月間、週3回、午前中の開催
初級:1ヶ月
・生活記録表をつけます:現在どのくらい活動できているか、睡眠リズムはどうなっているかを確認し、休職中の体調の整え方を検討します。良い睡眠を取るための工夫についても説明します。
・メンタル不調や薬についての解説:自分の病気や治療について知ることは、療養生活の上ではとても大切です。
上級:2ヶ月
・自分の気持ちを整える方法、リラクゼーションについて解説:復職すればストレスは必ず受けます。ストレスを受けた時のリラックスの仕方を練習します。
・コミュニケーションの仕方の練習:ストレス軽減のためにはコミュニケーションも大切です。どのように自分の気持ちを伝えればいいのか、職場での適切なコミュニケーションについて練習します。
・認知行動療法プログラム:自分の考え方の癖の調整の仕方、問題解決法について、取り組みます。
・ライフ・ワーク・バランスについて:今回の休職に至った経緯について振り返り、再発予防について考えます。また、自分の生活の中で、仕事がどのような意義があるのかについて、気持ちを整理します。
こんな感じでしょうか。この内容をもとに、チラシを作ってみようと思います。
改めて、どんな方に声をかけていくかから。
まず、リワークデイケアに参加いただくのは、現在メンタル不調で休職中の方。あるいはメンタル不調を理由に退職した方。そして、復職、転職を問わず、仕事を再開したい(しなければならない)方です。
しかし、休職してすぐの時期は、休養をすることを優先しなければならないことも多くて、リワークデイケアに参加していただくのは、休職して少し経って、うつ状態が少し軽減した頃が望ましいと思います。休職してすぐのうちは、家から出るのも辛いと思います。そういった時期は休養することが優先になります。
少し休養して良くなってきて、次のようなことを悩むようになった方にぜひ参加してほしいです。
「休職中は、どう過ごすのがいいのだろう?」
「休んで少し回復してきたけど、復職するのがすごく不安だ」
「復職して、また同じようにならないか心配だ」
リワークデイケアに参加するメリットとしては、次のような点が挙げられると思います。
・出かける予定ができるため、生活リズムを整えることに意識が向く
・徐々に活動性を上げていくことが、出社リハビリになる
・プログラム内容が、再発防止に役に立つ内容になっている
・同じ体験をした人との相互理解が深まる(このことに関しては、同じ経験をした人との語り合いを積極的に望む方と、そうでない方がいるので、プログラム内の発言に関しては、無理はしなくて良いと説明しています)。
プログラム内容としては、以下のようになります。
期間:3ヶ月間、週3回、午前中の開催
初級:1ヶ月
・生活記録表をつけます:現在どのくらい活動できているか、睡眠リズムはどうなっているかを確認し、休職中の体調の整え方を検討します。良い睡眠を取るための工夫についても説明します。
・メンタル不調や薬についての解説:自分の病気や治療について知ることは、療養生活の上ではとても大切です。
上級:2ヶ月
・自分の気持ちを整える方法、リラクゼーションについて解説:復職すればストレスは必ず受けます。ストレスを受けた時のリラックスの仕方を練習します。
・コミュニケーションの仕方の練習:ストレス軽減のためにはコミュニケーションも大切です。どのように自分の気持ちを伝えればいいのか、職場での適切なコミュニケーションについて練習します。
・認知行動療法プログラム:自分の考え方の癖の調整の仕方、問題解決法について、取り組みます。
・ライフ・ワーク・バランスについて:今回の休職に至った経緯について振り返り、再発予防について考えます。また、自分の生活の中で、仕事がどのような意義があるのかについて、気持ちを整理します。
こんな感じでしょうか。この内容をもとに、チラシを作ってみようと思います。