実は私、本当はこういう事務作業苦手なんですよ、でも言い出したものがやるべきと思うので、頑張って資料作りしております。


前回の記事を作成後に色々と追加で調べると、どうやら実務従事者に対するプログラムをフルタイムで組む必要はなく、3年間で通算720時間、240回を超える支援の実施ができることが必須とのことで、それが達成できるなら非常勤での勤務でも良いとのこと。募集の最低人数は2人との指定があったため、当院のような規模の小さな医療機関では、毎日2人を指導するのは少し負担が大きく、スタッフに無理を強いることになるのが心配でした。しかし、交代で来ていただき一度に1人ずつ指導するような形を取れるならば、スタッフの負担も軽減できそうです。

週3回来ていただくことを想定した、プログラムは下記のようになりそうです。

勤務時間:週3日

1年目:心理支援の基礎と観察・補助
・新患の予診への同席と記録(週4回/6時間)
・再診患者の聞き取りの同席と記録(週20回/2時間)
・心理検査の同席、補助、記録(週2回/5時間)
・心理面談の同席、記録(週2回/2時間)
・精神保健福祉士(PSW)面談の同席、記録(週2回/2時間)
・リワークデイケアの運営補助、記録(週1回/3時間)
・ケース検討会への参加、記録(月2回/2時間)
・医師・PSW・看護師・公認心理師とのミーティング参加(週1回/1時間)
・公認心理師によるスーパービジョン(月2回/2時間)

2年目:実施・記録とチーム連携の習得
・新患の予診の実施と記録(週4回/6時間)
・再診患者の聞き取りの実施と記録(週20回/2時間)
・個別支援の実施(週4回/4時間)
・心理検査の実施と所見作成(週2回/5時間)
・リワークデイケアの実施、記録(週1回/3時間)
・ケース検討会での発表(月2回/2時間)
・医師・PSW・看護師・公認心理師とのミーティング参加(週1回/1時間)
・公認心理師によるスーパービジョン(月2回/2時間)

3年目:実践力の強化と教育的支援の計画
・新患の予診の実施と記録(週4回/6時間)
・再診患者の聞き取りの実施と記録(週20回/2時間)
・個別支援の実施(週4回/4時間)
・心理検査の実施と所見作成(週2回/5時間)
・リワークデイケアの実施、記録(週1回/3時間)
・ケース検討会での発表(月2回/2時間)
・医師・PSW・看護師・公認心理師とのミーティング参加(週1回/1時間)
・公認心理師によるスーパービジョン下での自己評価と修正(月2回/2時間)
・最終評価および総括レポート作成

単発・変動業務
・スタッフによる各種講義(1年目に月1回実施)
・親子面談、産業医面談の陪席(月1回程度)
・PSWの企業訪問の同伴(2ヶ月に1回程度)

他分野への対応方針
当院は保健医療分野に該当しますが、以下のような工夫により、他分野に関する実務経験を提供します。

福祉分野
・PSWの面談陪席、ケース検討を実施し、視点を共有
・地域の障害福祉サービス事業所との連携記録の共有
・自立支援医療、精神障害者保健福祉手帳、障害年金の活用支援に関わる機会を設定

教育分野
・学校関係者との連携を行っている事例に関与
・発達支援が必要な生徒の支援方針について検討する場を設定

司法・矯正分野
・加害・被害に関する支援の記録を共有する
・精神医療審査会についての講義を行う

産業・労働分野
・リワークデイケアにおける復職支援への参加
・産業医との連携内容を含めた復職支援事例の検討
・就労支援事業所とのやりとりや復職面談記録の共有
・産業医活動の陪席

各活動の記録は、スーパービジョン記録、ケース記録、事例検討シート等に明記し、経験の分野ごとの整理ができるようにします。

なんとかあと一息で、とりあえずのたたき台ができそうですよ!