精神科医のつぶやき「リワークデイケアの参加者が少なかったので開催時期を工夫しました|リワークデイケアその3 (2025/04/25)
投稿者: furujinmachi
リワークデイケアその1ではリワークデイケアについての説明文を作りたいと思ったきっかけを、その2ではうちの診療所でリワークデイケアをするようになった経緯を書きました。興味のある方はぜひ読んでみてください。
リワークデイケアを始めた時は、参加をお勧めしたい患者さんが早く参加できるように、開催時期をかなり詰めてやってました。うちのリワークデイケアは、3ヶ月間のしっかりしたプログラムを組んでいるのですが、初級のスタート開始日をほぼ毎月に設定していました。でもそうすると、1回1回の参加者が少ないグループになってしまい、結局効率が悪くなったり、だんだんみんな参加しなくなったり。ちょっと集まりのよくないデイケアになってしまっていました。
そこで2年ほど前から、年に3回開催することにしました。年末、GW、お盆のような長期休みになる間を挟まないように、1月中旬から4月中旬、5月初旬から8月初旬、9月中旬から12月中旬で年3回。そして間の期間に、参加者を募集するというスタンスにしました。そうすると、1回に10人前後の参加者が集まり、意見交換もできるようになって、リワークデイケアとしての機能が果たせるようになってきました。
そして、今がまさに、その勧誘の時期なのです!勧誘は私の仕事なので、次のリワークデイケアに人が集まるかどうかは、私にかかっています!
私自身、リワークデイケアに参加した患者さんからいろいろなお声をいただき、リワークデイケアに参加する大変さや、メリット、皆さんどんなことを感じたか、それが理解できるようになってきました。なので、他の人に参加をお誘いするときに、具体的な話、参加された方の感想なども伝えて、お誘いすることができるようになってきています。しかし、結局、いろんな人に同じ話をすることになります(相手を見ながら、どの要素を強調するか、多少工夫をしていますが)。なので、もう少し効率を考えた工夫ができたらよさそうに思いながら、ここまできてしまいました。
前回の勧誘の時にも、何かお誘いの資料を作りたいと思っていて、そういう話もしてたんですよね、なんだかんだ言い訳して作成しないまま今回のグループが終わってしまったのです。もう、そろそろやるしかない。頑張って、配布資料の作り直しをしたい、と考えております。
どんな内容にするかを考えるついでに、noteに私なりの考えをまとめて、それを元に資料にしようという作戦です。リワークデイケアの開催頻度や料金、どんな内容をするかといったことはすでに資料で作っています。なので、何を目的に参加するのか、参加することでどんなメリットが期待できるのか、どんな人が参加するといいのか、今まで参加した人の感想、などを書こうかと思います。参加するメリットは、リワークデイケアに参加すること自体のメリットと、プログラムをこなすことのメリットと両方あると思いますので、その辺りも説明したい。