精神科医のつぶやき「リワークデイケアへ参加いただく声かけについて考えてます|リワークデイケアその1 (2025/04/25)
投稿者: furujinmachi
昨日、慣れない庭仕事をして、今日は全身筋肉痛の朝です。でもまあ全身筋肉痛でも、パソコンが打てて頭が回れば仕事はできます。ちょっと患者さんを呼びに行く時の動きがぎこちないくらい。
庭仕事も手加減すればいいのに、やり出すと必死になってしまってよくない。でも、先月庭仕事をし始めた初日はもっと酷かったので、だんだんと慣れることを期待しようと思います。
昨日の木曜日は当院は半日勤務の日で、朝一番にリワークデイケアに関するスタッフミーティングをしました。そろそろ今のグループが終了するので、次のグループ参加のお誘いに関して、患者さんに声かけをしていく事になりました。声かけの担当は私です。うちの診療所はいろんなことを分業して業務効率化に努めていますが、患者さんへの最初の声かけは私。詳細な説明はスタッフが手伝ってくれます。でも最初の声かけって大事だと思うんですね。どんなふうに説明してもらうかで受ける印象が変わると思います。なので患者さんによって、こういうメリットがあります、こういうことをします、みたいな説明内容が少しずつ違います。違うことを言うというか、強調する点が違う、みたいな。
なので、お知らせの案内はシンプルにして、あとは口頭で説明する、というスタイルでやってきてました。でもさすがに、もうちょっとだけ詳しい説明文があってもいいのかなと思うようになってきました。文章だけ長々書かれても、あまり頭に入ってこないこともあるとは思います。でも説明文もないのもどうかなと。
実際リワークデイケアに参加すると、担当スタッフからオリエンテーションがあり、そこで詳細に説明は受けるようになります。なのでまあ、それでいいかなと思ってたんですが。先日胃カメラを受けに内科に行ったんですが、胃カメラを受けるのにも説明、同意書、その後の結果といっぱい紙をもらったんですね。
私は、精神科だけ特別扱いされるのが嫌で、ちゃんとした他の身体科の診療に近づけたいと思っています。精神科ってなんだかよく分からない、と思われたくないんです。(内科でもよく分からないこともありますが)。なのでこれから資料作り(すでにあるものを見直してリメイク)に力を入れたいなあと思ってます。
そもそもリワークデイケアとは何か?というところからになるかと思います。
リワークとは、return to workの略語になります。うつや適応障害などで、仕事を休職している人が、職場復帰をするためにリハビリをする、ということになります。
デイケアとは、病院や診療所で行う通所プログラムで、グループでリハビリプログラムを行うものになります。
リワークデイケアは、グループのリハビリプログラムのうち、職場復帰に特化したもの、ということになります。
また、明日以降で続きを書きます。