勃起機能低下(ED)
性的刺激によって、神経を介し勃起の信号が送られると、陰茎海綿体の動脈が開いて血液が流れ込みます。海綿体はスポンジのように血液を吸い込んで貯め、膨張して硬くなります。これが勃起した状態です。
以下種々な原因によって「満足な性交渉をするための充分な勃起を達成できない、あるいは維持できない状態」を、勃起機能の低下:Erectile Dysfunction(ED)と言います。現在、日本では約1000万人程度。男性不妊の20%を占め、男性なら誰にでも突然起こり得る病気で、決して恥ずかしいことではないのです。
原因⇒ 診断 ⇒ 治療法
原因の多くがストレスなどの"精神的なもの"と思っている方は案外多いものです。たしかに精神的、心理的な原因もありますが、好ましくない生活習慣などが原因で動脈の開き方が不十分だと、血液の流れ込み方が足りずにEDが起こります。
糖尿病になると、血管や神経が障害されるため、血管が硬くなったり、性的刺激による血管の拡張が起こらなかったりして、血流を抑えると考えられています。糖尿病の患者さんが抱く日常生活の悩みとしてEDや性欲低下を挙げる方が多いと言われます。
表にある冠動脈疾患とは、心臓へ栄養と酸素を運んでいる動脈(冠動脈)が動脈硬化によって狭くなったり(狭心症)、詰まったり(心筋梗塞)する病気で、EDの合併率がとても高いことが分かります。
その他に、抗うつ薬や安定剤などの服薬が原因となることもあります。
診断は、簡単な質問票と問診で行います。
治療は、原因にかかわらず、大部分のEDが治療可能です。
原因疾患の治療と、EDそのものの治療薬(陰茎の血管拡張を起こす化学物質の急速な分解を阻害し、勃起を自然に起こさせる)を服薬していただきます。
当クリニックでは、バイアグラ、レビトラ、シアリス、全て処方対応可能ですが、食事の影響を受けず効果継続時間の最も長いシアリスを常にストックしております。
当クリニックでの診察・処方までの流れ
①当クリニック来院 (当クリニックホーム・ページから事前予約も可能です)。
当クリニック入口正面、長机の上に"ED相談カード"を置いておりますので、それを取り受付に渡していただくだけで、診察理由をお話しいただいたり問診票へのご記入をいただくことなく診察室へご案内致します。
②初診(保険診療扱い)腹上死の問題等、循環器の評価をするために、問診、心電図、胸部レントゲン検査を実施します。 ③処方※保険診療扱いとなるため、薬代+1,600円程度 |
②'再診(自由診療扱い)=処方のみ 希望薬を、院長が診察室にて直接手渡します。 |