医療法人社団 砂田内科 久保 尾道市 内科,呼吸器科,胃腸科,循環器科,放射線科,内視鏡内科,リハビリテーション科,消化器内科,内分泌内科,リウマチ科

NEWS

NEWS!

当院は、消化器内視鏡技師の取得者がいる医院です!

消化器内視鏡技師とは?
日本消化器内視鏡学会が認定する資格で、主に看護師や医療技術者
により構成され、業務は消化管内視鏡検査・治療の介助や補助業務
に携わり、質の高い内視鏡診療を行うには必要な存在です。内視鏡
という精密な医療機器を取り扱う上で、医師と同等に詳しく知って
います。
消化器内視鏡専門医の指導の下、内視鏡業務の経験を積まなけれ
ば取得できない資格で、当院には内視鏡技師有資格者が3人在籍
しています。県内でも内視鏡技師のいる医院はほとんど無く、
当院は内視鏡レベルの非常に高い医院と言えます。

今後もさらに質の高い内視鏡診療を提供できるよう医院全体で努力
して参ります。内視鏡検査を希望されるときは是非ご相談くださ
い。


当院の論文が広島医学会『槇殿賞』を受賞しました。

『内視鏡的粘膜切除した印環細胞癌を伴った早期大腸癌(M癌)の1例』が、
広島医学 Vol.75 No.3 2022に掲載されました。
第75回広島医学会総会にて、令和4年度槇殿賞を受賞しました。

 

当院は最新のオリンパス社内視鏡システム『EVIS X1』を導入しました。

https://www.olympus.co.jp/news/2020/nr01704.html

『EVIS X1』には、従来のNBIに加え、EDOF、RDI、TXI等の 新技術が搭載されており、病変の早期発見、早期診断、治療の質 や検査効率向上に貢献する機種となっています。
尾三福山地区では初の導入となります。(2020年11月現在)
今後も患者様のためにより良い内視鏡診療を提供できるよう 精進して参ります。宜しくお願いいたします。

 

 

 

 

NBI:Narrow Band Imaging

 

粘膜表面の毛細血管や微細構造を強調表示できる画像強調観察機能です。
血液中のヘモグロビンに強く吸収される特定の波長の光(415nmの紫、540nmの緑)を照射して、周辺粘膜や血管とのコントラストを生成します。

 

EDOF:Extended Depth of Field

 

EDOFは近距離、遠距離それぞれにピントを合わせた画像を合成する技術で、広範囲にピントが合った内視鏡画像を生成します。診断精度向上と検査時間の短縮に役立ちます。

 

RDI:Red Dichromatic Imaging

 

光デジタル技術を用いて緑、アンバー、赤の3色の特定の波長の光を照射して深部組織のコントラストを形成する、オリンパス社独自の新しい画像強調技術です。

 

TXI:TeXture and color enhancement Imaging

 

粘膜表面の構造、色調、明るさの3つの要素を最適化する画像技術です。通常光観察では発見が難しいわずかな色調や構造の変化を強調することで、病変部などの観察性能向上をもたらす機能です。


コロナ禍での内視鏡検査について

新型コロナウイルス感染症の拡大によって皆様の生活はガラッと変わってしまいましたが、医療に関しても同様で、様々な変更や改善を強いられるのが現状です。内視鏡検査に関しては、緊急性のない内視鏡検査(例えば無症候者の検診)については延期も考慮するとされていますが、このコロナ禍で、患者様からの検査控えによって病気の発見が遅れてしまう事例も出てきています。
当院では安心して内視鏡検査が受けられるように、日本消化器内視鏡学会の『新型コロナウイルス感染症への消化器内視鏡診療についての提言』に従い、感染対策を講じております。
まずは検査前の問診や発熱などのチェック(※)はもちろんのこと、定期的な内視鏡室の換気を行っています。また無症候性感染者も一定数存在していることを念頭に、スタッフは個人防護具(PPE:Personal Protective Equipment)の徹底をしております。内視鏡検査は飛沫拡散やエアロゾール発生の高い検査となりますので、サージカルマスク、袖付きガウン、手袋、フェイスシールドまたはゴーグル、ヘッドキャップの着用を徹底して行っています。スタッフの自己管理も徹底して行い、症状がある人(※)は内視鏡検査には当たらないようにしています。
今後も感染状況に応じて、対策をアップデートしていく次第です。
必要な検査が遅れないよう、内視鏡検査に関しては当院にご相談ください。

※臨床的にCOVID-19を疑う症例(スタッフも同様)
① 持続する感冒症状や発熱、息苦しさ、強いだるさがある場合
② 2週間以内の新型コロナウイルス患者やその疑いがある患者との濃厚接触歴
③ 明らかな誘因のない味覚・嗅覚異常
④ 明らかな誘因なく4-5日続く下痢等の消化器症状


当院のピロリ菌除菌率更新 ★最新の集計結果

ヘリコバクターピロリ感染性胃炎が2013年に保険適応追加になり、除菌治療を希望する患者さんは増えています。除菌治療はプロトンポンプ阻害薬(PPI)に2種類の抗生剤を加えた3剤併用療法で行います。除菌治療には胃内pHを高く保つことで除菌率が上がることが報告されています。2015年2月に新しく発売された次世代のPPIは、従来のPPIより強力に酸分泌を抑制できることで除菌率を上げることが出来ると報告されました。
当院の集計では、従来のPPIでの1次除菌率は71.7%、2次除菌率は93.8%でした。
当院は新しいPPI発売と同時に除菌治療に導入し、多くの症例を蓄積し除菌率を再集計した結果、1次除菌率は71.7%から87.3%と有意差のある上昇を認めました。また2次除菌に関しても93.8%から96.3%と有意差は出ませんでしたが、上昇を認めています。


ピロリ菌は胃癌に関与していることが証明されており、胃癌予防の観点から除菌が勧められています。実はもう一つ大事な目的があります。衛生環境の改善に伴いピロリ感染率は低下してきていますが、新規の感染者は居なくなった訳ではありません。現在推定される感染ルートは母子感染による経口感染が最も多いとされています。育児に携わる世代にとって、小さい子供(5歳以内)に口から口へと感染させる可能性があります。そのため除菌により感染ルートを断つことも除菌治療の目的と言えます。
是非検査をしてピロリ菌が居る場合は除菌治療をお勧めします。


★消化器内視鏡検査の実績について
当院は開院以降30年で1万件以上の上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)の実績があります。また下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)は6年前より開始し1千件を超えました。
内視鏡技師も4人になり、内視鏡指導医と共に安全で質の高い内視鏡検査ができるよう日々研鑽を積んでまいります。今後とも宜しくお願い致します。


★熱中症とは・・・
「暑熱環境下において身体の適応の障害によって起こる様々な状態の総称」です。従来は症状から「熱失神」「熱けいれん」「熱疲労」「熱射病」の4つに分類されていましたが、明確に区別することが難しいため、日本救急医学会では重症度に応じた対処を明記した1~3度の分類を提唱しています。

 

■1度熱中症(従来の熱失神・熱けいれん)

長時間直射日光にあたって皮膚の末梢血管が拡張した結果、脳血流が低下することよってめまいや大量発汗を来たし、それに対して水分が補充されたことでナトリウム欠乏性脱水となった結果、筋けいれんなどの症状を呈する。
対処法:現場で対応可能。冷所での安静、体表の冷却、経口の水分とNa補給など。

■2度熱中症(従来の熱疲労)

病状が進行して体温が上昇し、著しい発汗により脱水が進行した状態。頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下などによる症状を呈する。
対処法:医療機関の受診勧める。体温管理、安静、十分な水分とNa補給(点滴)など。

 ■3度熱中症(従来の熱射病)

意識障害やけいれんなどの中枢神経症状、腎、肝、血液障害が現れる緊急事態。
対処法:入院加療必要。体温管理、呼吸・循環管理、DIC管理など。




★当院は甲状腺を専門とする外来診療を行っています。

 甲状腺について

甲状腺は首の前方で、のど仏のすぐ下(首の根元)にあり、
蝶が羽を広げたような形をした臓器です。甲状腺ホルモンを分泌し、
体の代謝を活発にする役目をしています。

・甲状腺ホルモンが多すぎると 甲状腺機能亢進症
・甲状腺ホルモンが少なすぎると 甲状腺機能低下症
・甲状腺にしこりができる 甲状腺腫瘍

 甲状腺ホルモンに異常が出ると様々な症状を引き起こします。

甲状腺ホルモンが多すぎる症状
甲状腺ホルモンが少なすぎる症状
・汗が多い(暑がり) ・汗が少ない(寒がり)
・疲れやすい ・疲れやすい
・胸がどきどきする(動悸・頻脈) ・皮膚の乾燥
・手が震える(振戦) ・肌の荒れ
・痩せる ・太る
・息切れがする ・記憶障害
・イライラする ・無気力
・落ち着きがなくなる ・声がかすれる
・下痢 ・便秘
・よく食べる ・傾眠
・目の具合が悪い ・むくみ
・月経異常 ・月経異常
・甲状腺のはれ ・舌の肥厚

 

 対象となる病気

・甲状腺ホルモンが増加する病気
バセドウ病 無痛性甲状腺炎 亜急性甲状腺炎  

・甲状腺ホルモンが減少する病気
甲状腺機能低下症 慢性甲状腺炎(橋本病)  

・甲状腺の良性腫瘍
腺腫様甲状腺腫 腺腫様結節 プランマー病 甲状腺濾胞 濾胞腺腫  

・甲状腺の悪性腫瘍
甲状腺乳頭癌 甲状腺濾胞癌 甲状腺髄様癌 甲状腺未分化癌
甲状腺悪性リンパ腫 甲状腺の微小癌

症状で気になる方がおられれば、お気軽にご相談や受診してください。


★当院の消化器内視鏡技師が4名になりました!!
この度、平成28年3月19日に行われた『第35回消化器内視鏡技師認定試験』に当院から
清水看護師長山本看護師が合格しました。

消化器内視鏡技師とは日本消化器内視鏡学会が認定する資格で、主に看護師や医療技術者により構成され、業務は消化管内視鏡検査・治療の介助や補助業務に携わり、質の高い内視鏡診療を行うには必要な存在です。内視鏡という緻密な医療機器を取り扱う上で、医師と同等もしくは医師以上に詳しく知っています。消化器内視鏡専門医の指導の下、内視鏡業務の経験を積まなければ取得できない資格です。
当院の内視鏡技術師数は4名になりました。これは基幹病院にも負けない数です。苦痛の少ない内視鏡検査を行うためには、ベテランの内視鏡専門医・指導医と内視鏡技師の絶妙なチームワークが不可欠です。今後もさらに質の高い内視鏡診療を提供できるよう医院全体で努力してまいります。内視鏡検査を希望されるときは是非ご相談ください。


★当院の内視鏡検査の実績
内視鏡専門医が赴任してから(毎週火曜・奇数週土曜に担当)、当院の内視鏡検査は年間平均で胃カメラ520件、大腸カメラ180件を超えるまでの件数となりました。
2012年10月~2015年9月までの3年間を集計してみますと、当院では表1の通り食道癌や胃癌、大腸癌を発見しました。その結果から当院の検査で、実に食道癌が400人に1人、胃癌は100人に1人、大腸癌は50人に1人ぐらいの割合で発見されました。これは予想を上回る発見率でした。さらにその中で早期癌も多く発見していますが、健診でよく行うレントゲン検査や便潜血検査では、早期癌はほとんど発見し難いと考えます。進行癌でさえも見逃されてしまうことがあります。そのため当院では出来る限り、内視鏡検査をお勧めし受けて頂きたいと考えております。内視鏡検査は苦痛を伴うしんどい検査と思われがちですが、当院では少しでも苦痛を少なくかつ安全に内視鏡検査を行えるように、施行医のみならずスタッフも厳しく教育を受けております。検査に関して心配なことがあれば、何でもご相談ください。


★消化器内視鏡技師試験に当院より2名が合格しました!!
この度、平成27年3月28日に行われた『第34回消化器内視鏡技師認定試験』に当院から
大森放射線技師細谷看護師が合格しました。

消化器内視鏡技師とは日本消化器内視鏡学会が認定する資格で、主に看護師や医療技術者により構成され、業務は消化管内視鏡検査・治療の介助や補助業務に携わり、質の高い内視鏡診療を行うには必要な存在です。内視鏡という精密な医療機器を取り扱う上で、医師と同等に詳しく知っています。消化器内視鏡専門医の指導の下、内視鏡業務の経験を積まなければ取得できない資格で、当院からの内視鏡技師取得は第一号となりました。今後もさらに質の高い内視鏡診療を提供できるよう医院全体で努力してまいります。
内視鏡検査を希望されるときは是非ご相談ください。


◆消化器専門外来について
胃カメラ・大腸カメラは内視鏡専門医・指導医(平松万尚先生)が施行しております。
当院では経験豊富な内視鏡専門医による苦痛の少ない内視鏡検査を行うとともに、最新の内視鏡機器を導入し、安全で清潔な内視鏡検査を行っております。
何かございましたらお気軽にご相談ください。


◆ピロリ菌専門外来のお知らせ
→詳しくはこちら

ピロリ菌感染症認定医
広島県のピロリ菌感染症認定医一覧
広島県の保険外除菌対応施設一覧


内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)について
がんをはじめ胃腸には様々な病気があります。胃腸の病気は早期発見、早期治療が極めて大切です。早期であれば内視鏡での治療が可能であったり、体のへ負担が少ない手術で済みます。当院では、特殊光観察NBIや拡大内視鏡などの最新技術を備えた内視鏡で、病気の早期発見、早期治療に努めています。早期のがんは自覚症状が全くありません。気になる方は進んで検査を受けることをお勧めします。
◎当院は苦痛の軽減をめざし鎮静薬や鎮痛薬使用した内視鏡も行っています。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。


◆新棟 内視鏡内科棟が完成しました。
施設案内の写真は、こちらをクリック!!!

 

◆最新鋭の内視鏡システムを導入しました!
当院はオリンパス製のNBI機能を搭載した最新鋭の内視鏡システムを導入しました。 
以前の富士フィルム社製の内視鏡と合わせて、患者様の希望に応じた最適な内視鏡を選択いたします。