今回は、頚動脈エコーについてです。
全身の血管のなかでも頸動脈は動脈硬化が最も起こりやすい血管であり、エコーで見やすい血管です。内膜と中膜の複合体厚(IMT)の厚さは、からだ全体の血管の動脈硬化の進行程度と比例して厚くなることが多く、頸動脈のIMTの計測は動脈硬化の程度を判定する重要な指標となっています。IMTがわずか0.1mm増加すると、心筋梗塞のリスクが11%増加するとされています。