今年1月SMAPの解散騒ぎがありました。その中心的メンバーの木村拓哉(敬称略)が主演したドラマの中に、2008年の「CHANGE」があります。
小学校の教師だった主人公が、亡くなった父親の地盤を継いで国会議員となり、政界のパワーバランスの中で、図らずも総理大臣となり奮闘する話でした。政治の論理ではなく、国民目線で何事にも立ち向かう主人公を木村拓哉は好演していました。
ただ一つ残念だったのは、主人公は煙草を吸っていました。彼の役柄は、元小学校教師で、クリーンな政治家です。煙草を吸っているイメージは合わないと思いますし、私は全話見ましたが、煙草を吸う必然性はないと感じました。

禁煙の啓もう活動も進み、次第に喫煙者も減りつつありますが、特に未成年者の喫煙はまだ大きな問題です。
この番組では彼の22分30秒間のワンカット演説が話題になりましたが、そのついでに若者に向かって「煙草はやっぱりダメだよ!」と言って欲しかった。それが、これから政治に参加していく若者たちのためになったろうと思うのです。

私個人としては、禁煙で苦労している主人公の木村拓哉に、秘書の深津絵里さんが「総理なんだから、煙草くらい我慢しなさい!」と叱っているシーンを見たかったなあ。