一般的にはわきの下で計って37.5℃以上の場合を発熱とします。
こどもは、ちょっとした環境の変化で体温が上がりやすいものです。特に小さいお子さんは熱がこもりやすいので、身体が熱く感じられても元気があれば着る物を薄くして、わきの下の汗をふいてからもう一度体温を測り直してください。
健康なこどもの体温は様々な因子で変化します。
測定時間:朝は低めで、夕方は高めです。
測定部位:わきの下で計るより耳で計った方が高い人、逆に耳で計った方が低い人など個人により様々です。
年齢:小さいこどもほど平熱が高めです
生活環境:授乳後、入浴後、泣いたときなどは体温が高くなります。赤ちゃんは厚着や暖房などの影響で、高く測れてしまうことがあります。
体温計の種類:水銀体温計は正確ですが、5分以上はさんでおくことが大切です。短時間で測れる電子体温計・耳式体温計は便利ですが、水銀体温計よりいくぶん高く(低く)出ることがあります。
体調の良いときに、いつも使用する体温計を用いて同じ測定部位で朝夕の体温を測定し、お子さんの正常体温を把握しておくと良いでしょう。
お子さんの発熱は夜間に多く経験されます。まず最初に病気の重症度をチェックしましょう。意識がおかしい(とろとろ眠ってばかりで呼びかけに応じない。つねってもまったく反応がない)、生後3ヶ月未満の赤ちゃんの38℃以上の発熱、顔色が青白い、無表情でぐったりして動こうとしない、嘔吐や下痢を繰り返す、呼吸が苦しそう、水分摂取ができない、おしっこが半日以上でていない、ともかく何となくおかしい…………。このような場合、とりあえず様子を見るのではなく、早急に救急外来への受診が必要です。
発熱があっても元気が良く笑顔があり、重症でないと判断できたら、まずは、こまめに水分を補給し脱水を防ぐことが大切です。
熱の上がりかけに「さむけ」があるときには、毛布などで温めてあげても良いでしょう。熱が上がりきり手足・顔がほてってきたら、薄着にして、嫌がらなければ頭や腋(わき)や足の付け根を氷枕やおしぼりで冷やしてあげましょう。高熱(38.5℃以上)でつらそうなときは、状況に応じて解熱剤を与えて構いません。解熱剤の中には小児には使ってはいけないものもありますし、体重によって使用量が違います。解熱剤はかかりつけ医の指示に従って本人に処方された薬のみを使ってください。
発熱が認められたら、少なくとも朝昼晩の体温を測定してください。病気の診断をするうえで、熱型表(体温の推移グラフ)は非常に大切な情報源となります。また病院を受診した後も、その後の経過や処方したお薬の効果があったかどうかなどの判断材料になります。1日の最高体温が低下傾向であれば回復傾向にあると判断して良いでしょう。
こどもは、ちょっとした環境の変化で体温が上がりやすいものです。特に小さいお子さんは熱がこもりやすいので、身体が熱く感じられても元気があれば着る物を薄くして、わきの下の汗をふいてからもう一度体温を測り直してください。
健康なこどもの体温は様々な因子で変化します。
測定時間:朝は低めで、夕方は高めです。
測定部位:わきの下で計るより耳で計った方が高い人、逆に耳で計った方が低い人など個人により様々です。
年齢:小さいこどもほど平熱が高めです
生活環境:授乳後、入浴後、泣いたときなどは体温が高くなります。赤ちゃんは厚着や暖房などの影響で、高く測れてしまうことがあります。
体温計の種類:水銀体温計は正確ですが、5分以上はさんでおくことが大切です。短時間で測れる電子体温計・耳式体温計は便利ですが、水銀体温計よりいくぶん高く(低く)出ることがあります。
体調の良いときに、いつも使用する体温計を用いて同じ測定部位で朝夕の体温を測定し、お子さんの正常体温を把握しておくと良いでしょう。
お子さんの発熱は夜間に多く経験されます。まず最初に病気の重症度をチェックしましょう。意識がおかしい(とろとろ眠ってばかりで呼びかけに応じない。つねってもまったく反応がない)、生後3ヶ月未満の赤ちゃんの38℃以上の発熱、顔色が青白い、無表情でぐったりして動こうとしない、嘔吐や下痢を繰り返す、呼吸が苦しそう、水分摂取ができない、おしっこが半日以上でていない、ともかく何となくおかしい…………。このような場合、とりあえず様子を見るのではなく、早急に救急外来への受診が必要です。
発熱があっても元気が良く笑顔があり、重症でないと判断できたら、まずは、こまめに水分を補給し脱水を防ぐことが大切です。
熱の上がりかけに「さむけ」があるときには、毛布などで温めてあげても良いでしょう。熱が上がりきり手足・顔がほてってきたら、薄着にして、嫌がらなければ頭や腋(わき)や足の付け根を氷枕やおしぼりで冷やしてあげましょう。高熱(38.5℃以上)でつらそうなときは、状況に応じて解熱剤を与えて構いません。解熱剤の中には小児には使ってはいけないものもありますし、体重によって使用量が違います。解熱剤はかかりつけ医の指示に従って本人に処方された薬のみを使ってください。
発熱が認められたら、少なくとも朝昼晩の体温を測定してください。病気の診断をするうえで、熱型表(体温の推移グラフ)は非常に大切な情報源となります。また病院を受診した後も、その後の経過や処方したお薬の効果があったかどうかなどの判断材料になります。1日の最高体温が低下傾向であれば回復傾向にあると判断して良いでしょう。