解熱剤はカゼなどにかかり、高熱がでたときに頓服※として使います。
病気を治す根本的なお薬ではなく、あくまで一時しのぎに熱を下げるだけの薬ですので、薬の効果がきれると熱はまた上がってきます。また発熱は、カゼなどの原因となるウイルスや細菌が熱に弱いため生体防御反応として、発生するものです。解熱剤で熱を下げることは、あまり好ましいことでありません。
※ 頓服:抗菌薬(抗生物質)のように、1日3回など決められた時間に薬を飲むのではなく、症状が出たときに飲むもの
どのような時に解熱剤を使うか?
38.5℃以上で、食事や水分を受けつけない、熟睡できないなどの症状のある時に、一時的に熱を下げ、下がっている間に食事や水分をとらせ、熟睡させるなどのために使ってあげるのはいいでしょう。
高熱でも元気そう(食欲がある、遊べる)なら使わなくていいですし、眠っている子を起こしてまで使う必要はありません。
解熱剤の種類
世界中で子どもに使われる解熱剤として広く安全性が認められているのはアセトアミノフェン(アンヒバ、アルピニー、カロナール、コカールなど)です。
投与後3〜4時間で最大効果が得られ8〜12時間有効です。一回使用したら、次に使うまでには6時間以上あけましょう。また安全だからといって、過量投与は危険です。決められた量、回数を守って使いましょう。
その他には、5歳以上の子どもに、イブプロフェン(ブルフェン、ユニプロンなど)が、使用されることがあります。これら以外の解熱剤は絶対に使わないようにしましょう。
座薬か飲み薬か?
効き目は同じで、飲み薬のほうが若干早く効いてきます。吐く子には座薬を、下痢の時や座薬が嫌いな子には飲み薬を処方します。座薬の解熱剤と飲み薬の解熱剤を同時に使ってはいけません。
座薬はそのまま入れようとすると痛がりますので、ワセリンなどを先端につけ肛門に入れてください。座薬は熱さに弱く、溶けると変質しますので、冷蔵庫に保管してください。最低2年間は有効です。
「熱が高いと脳がやられる」と思われがちですが、カゼなどの普通の病気での高熱では、40℃ぐらいの熱があっても脳に影響はでませんので安心してください。
ただ高い熱をだす病気の中に、髄膜炎、脳炎や脳症など脳に影響を与える可能性のある病気があります。生後3ヶ月以下、ひきつけ、意識がおかしい(呼びかけに応じない)、ひどく不機嫌、顔色が真っ青などの症状が一つでもあれば至急受診してください。
また熱中症、熱射病など体温調節機構そのものが損なわれる病気の場合の発熱にも、注意が必要です。
病気を治す根本的なお薬ではなく、あくまで一時しのぎに熱を下げるだけの薬ですので、薬の効果がきれると熱はまた上がってきます。また発熱は、カゼなどの原因となるウイルスや細菌が熱に弱いため生体防御反応として、発生するものです。解熱剤で熱を下げることは、あまり好ましいことでありません。
※ 頓服:抗菌薬(抗生物質)のように、1日3回など決められた時間に薬を飲むのではなく、症状が出たときに飲むもの
どのような時に解熱剤を使うか?
38.5℃以上で、食事や水分を受けつけない、熟睡できないなどの症状のある時に、一時的に熱を下げ、下がっている間に食事や水分をとらせ、熟睡させるなどのために使ってあげるのはいいでしょう。
高熱でも元気そう(食欲がある、遊べる)なら使わなくていいですし、眠っている子を起こしてまで使う必要はありません。
解熱剤の種類
世界中で子どもに使われる解熱剤として広く安全性が認められているのはアセトアミノフェン(アンヒバ、アルピニー、カロナール、コカールなど)です。
投与後3〜4時間で最大効果が得られ8〜12時間有効です。一回使用したら、次に使うまでには6時間以上あけましょう。また安全だからといって、過量投与は危険です。決められた量、回数を守って使いましょう。
その他には、5歳以上の子どもに、イブプロフェン(ブルフェン、ユニプロンなど)が、使用されることがあります。これら以外の解熱剤は絶対に使わないようにしましょう。
座薬か飲み薬か?
効き目は同じで、飲み薬のほうが若干早く効いてきます。吐く子には座薬を、下痢の時や座薬が嫌いな子には飲み薬を処方します。座薬の解熱剤と飲み薬の解熱剤を同時に使ってはいけません。
座薬はそのまま入れようとすると痛がりますので、ワセリンなどを先端につけ肛門に入れてください。座薬は熱さに弱く、溶けると変質しますので、冷蔵庫に保管してください。最低2年間は有効です。
「熱が高いと脳がやられる」と思われがちですが、カゼなどの普通の病気での高熱では、40℃ぐらいの熱があっても脳に影響はでませんので安心してください。
ただ高い熱をだす病気の中に、髄膜炎、脳炎や脳症など脳に影響を与える可能性のある病気があります。生後3ヶ月以下、ひきつけ、意識がおかしい(呼びかけに応じない)、ひどく不機嫌、顔色が真っ青などの症状が一つでもあれば至急受診してください。
また熱中症、熱射病など体温調節機構そのものが損なわれる病気の場合の発熱にも、注意が必要です。