こんにちは


7月11日と19日の現場の状況について報告します。


現在は壁が大分できてきて、その壁の中に断熱材に入れ込んだり、クリニックの外壁のタイルを張っています。

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外壁ができてくると、徐々にクリニックの形になってきている印象です
(今回はよい写真がなかったので、次回ぐらいにアップします)。




ところで断熱材とはなんでしょうか?
文字のとおり、熱を通さない素材です。
私がイメージしていたのは何か板のような素材で、熱を通しにくいものと思っていました。


今回現場を見て、何か柔らかい綿のようなもの(最初は布団と思いました)が壁に敷き詰められていました。
監督さんに聞いたら、これが断熱材とのことです。


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こんなもので断熱できるのだろうか?
と疑問に思ったので少しだけ調べてみました。


空気などの気体は熱伝導が低く(断熱効果が高い)金などの固体は熱伝導が高い(断熱効果が低い)。
そのため断熱材として気体(気泡など)を利用することが多いそうです。


ただ、空気などの気体は温度差によって対流が発生します。
対流が発生すると熱伝導が高くなり、断熱効果が低くなります。
よって断熱効果を高めるためには、気体の対流を起こさないようにして、空気の層を閉じ込める必要があります。


今回当院では熱伝導の低い気体(空気)と対流と起こさせないようにするために、密度の低いウール状繊維を詰め込んだ断熱材(繊維系断熱材料と言われるもの)を使用しています。


大雑把に理解すると、袋の中に細かいウールの糸と空気が入っていて、ウールの糸が空気の対流を防いで、熱伝導を下げている様子です(工事関係者の皆さん、間違っていたらごめんなさい)。


言われてみれば、
「なるほど、なるほど」 
という感じです。

昔、中学生の頃に勉強した理科の実験を思い出しました。


場所は変わって、1階の診察室から検査室を見た方向の写真です。
CT室(写真の真ん中の部屋)、聴力検査室(写真の左側の部屋)の辺りを写したものです。


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耳鼻いんこう科の診察には
画像検査や聴覚検査などはかかせません。

またCT,聴力検査などの医療機器が実際に入ったら説明いたしますね。


永島 義久