ひろやまメンタルクリニックブログ

ご迷惑をおかけします。
10月26(水)，27(木)日
および
11月24(木)午後、25(金)日
が休診となります。
お間違えないようにお願いします。

こんばんは。いつの間にか震災以来半年を超えてしまいました。
地震、津波の直接的な被害については復興は少しずつでも進んでいるように見えますが、原発による放射線被害については進んでいるとすらいえるのか分かりません。
今日は1冊の本を紹介しようと思います。新宿の紀伊國屋で見つけました。タイトルに福島と入っているのになぜか福島の書店では見かけません。
山本義隆氏の
「福島の原発事故をめぐっていくつか学び考えたこと」
という本です。みすず書房から出ています。
氏は湯川秀樹の弟子、元全共闘議長として有名ですが、私にとっては昭和の終わり頃に物理を教わった先生です。最近は物理学の歴史についての著作が高い評価を得ています。
原発がいかに未熟で欠陥の多い道具であるか、なぜそんなものを多くの国家がほしがるのかが証拠を踏まえながら述べられています。ニュートラルな立ち位置からしがらみに縛られずに真実を語っています。大手メディアでは言えないように思います。
おすすめします。