過去の投稿

August 2011 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: hiroyama_clinic
お盆も開けてしまいました。厳しい暑さは緩んできたようにも思います。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
このところ書くことは震災に関連したことばかりになっています。今日も震災を体験する中で考えたことを書きます。題して正しい情報の集め方です。
現在の社会では情報はたくさん集めることができます。新聞、テレビ、ラジオ、そして様々な口コミ情報。そして忘れていけないのがネット情報、これはPCがなくても、携帯からでも得ることができます。
よって大事なのは質になります。私は1)論理的妥当性、2)質的妥当性と言うことを考えます。
1)ですが、情報が論理的に真実たり得るかと言うことです。たとえば基本的な科学的事実、経済的/社会的事情と矛盾していないかと言うことです。
2)は情報の出所はどこか、出所は情報に対して責任を持てるのか、信頼できるのかと言うことです。複数の情報源が確認できるかと言うことも大事です。裁判員裁判では特に重視されると言います。
難しいテーマではありますが、私なりに思いつくことを書いてみました。
カテゴリー: 総合
投稿者: hiroyama_clinic
11日で震災後5か月になります。今回は診療上気づくことを書いてみます。
受診の動機に震災が強く関わっている方が目立つようになったのは、震災後1か月ころからでした。当時は地震、津波で直接体験した恐怖がテーマでした。その後は震災によって生じた生活の変化からくる不安が目立ってきたように思います。3か月目以降からはなかでも放射線に関連した不安が増えてきたように思います。
このようなことを書いた理由は2つあります。1つには受診に至るほど困っている方でなくても、同じ心の動きを体験し得いる方は多くいるのではないか。また気持ちや心の動きを言葉にすることはよいことだからです。言葉にすることで激しい気持ちを客観的にみることができ、安定につながります。