毎日暑い日が続きますね。高齢者の場合,室内で通常の日常生活を送っているだけでも熱中症を発症する可能性がありますので,注意が必要です。「体に悪い」などと思わずエアコンを遠慮無く使うこと,こまめに水分補給することなどが大切でしょう。
ところでこの猛暑,やはり地球温暖化の影響なのでしょうか?
私はそうは思いません。というか,地球温暖化に代表されるいわゆる環境問題には,かなりのウソが含まれていると考えています。「地球を守るため」とか,「環境にやさしい」とか言う美しい言葉にみんな弱くて,これを言われると誰も面と向かっては逆らいにくい。そして,それをいいことに真っ赤なウソがまかり通っているのがこの世界のようです。私は,環境問題というのは完全な政治マターであると思っています。
たとえばゴミの分別。どんないいことがあるのでしょう?生ゴミは燃えにくいがプラスチックは燃えやすいので,いっしょに燃やすとそれだけで十分燃えるのに,分別して生ゴミだけにすると燃えないので重油をかけて燃やすのです。これって環境にやさしい選択でしょうか?そんなこと言っても,プラスチック燃やしたらダイオキシンが出ますって?ダイオキシンが猛毒なら,焼き鳥屋さんは全員早死です。なにしろ,目の前でダイオキシン作って吸い込みながら日々暮らしているわけですから…。しかし,実際にはそんなことはありません。ダイオキシンは猛毒ではないからです。
地球温暖化のいったい何が悪いのでしょう?地球誕生以来,この星では10度や20度の気温の変動は何度か繰り返されてきました。それでも地球はこのとおり無事です。そもそもその気象変動の中で生き物が大量に死滅したり,種が絶滅したりしているのは地球が「寒かった」時であって,地球が暑いことが生物に致命的な影響を与えたことなどないのです。温暖化で北極の氷が溶けると海面が上昇する??そんなバカな!北極の氷は全て海に浮いているのです。コップにぎりぎり一杯注がれた氷水を放置して,氷が溶けると水はあふれるでしょうか??そんなバカな!!
私はハイブリッド車も使用せず,不経済に石油を消費し,CO2をまき散らしております。しかし,それがどうしたというのでしょう?石油は作れるものじゃないし,無限にあるものでもありません。いつかは必ずなくなるのです。われわれが少々みみっちく節約したところで,中国を筆頭にBRICs諸国が気前よく使ってくれるし,それを止める手だてもありません。なら,いっそ石油なんて早くなくなったほうがいいではないですか。昔懐かしい人間らしい暮らしに戻って,地球温暖化も自然に沈静化することでしょう。
石油がなくても人間は生きられますが,食べ物がなくなればアウトです。つまり,人類にとって真の環境問題とは食糧問題に他ならないのです。バイオエタノールなどもってのほかの愚行と言えましょう。食べ物から燃料を作るなんて,そんな罰当たりなこといったい誰が考えたのでしょうか。この愚かさに比べれば,人間がクジラを食べることくらいたいしたことじゃない。なのに何でしょう,日本の調査捕鯨船に抗議していたあのごろつきみたいな環境保護団体の連中は!あれこそ「環境保護」という錦の御旗を振れば何をやっても許されるというとんでもない勘違いの典型ではないでしょうか!
とにかく言えることは,「環境問題」は高度な政治問題であり,わが国はそのかけひきの中で大ババを引いているということで,京都議定書はそのシンボルなのです。すでに先進国中最もクリーンで環境にやさしい暮らしを実践していたわが国が,当時非効率な東側諸国を飲み込んだために随分とCO2を吐き出していた(したがって排出量削減の余地が十分にあった)ヨーロッパ諸国と同じレベルの数値目標を喜々として受け入れたのですから…。実行できっこないわけです。その結果,数年後には「CO2排出権取引」という名目のもと,われわれの血税が何十億も何百億もロシアあたりにむしり取られていくのでしょう。
というわけで,もったいないなどと言わず,じゃんじゃんエアコンを使って,熱中症を予防しましょう!その結果外気温は上がりますが,これは地球温暖化などではなく,単なるヒートアイランド現象の一部です。