緩和ケア研修会 (2016/10/23)
投稿者: furuseclinic
島根大学で行われた緩和ケア研修会に参加してきました。厚生労働省の指針に沿った教育プログラムで、グループディスカッションやロールプレイもあり、大変有意義な研修でした。2日間にわたるもので少々疲れましたが、しっかりと勉強できました。緩和ケアと聞くと、がんの末期状態の痛みのケアというイメージがあると思いますが、これは一部に過ぎず、患者さんやご家族の精神的ケア、死への恐怖に対するスピリチュアルケア、経済的社会的な問題へのケアも含まれます。さらに、がんだけでなく心臓や肺、腎臓などの慢性的な病気の末期状態、広くは老衰も対象になると考えられます。国の施策は、病院でなく在宅での看取りの方向にありますので、家でどのようにして満足のいく最期を迎えていただくのか、これからの多死社会で待ったなしの問題です。継続的に勉強して様々なご要望に沿えるようにしたいと思います。



