このコラムのタイトルは『院長の徒然日記』ですが「徒然」は「徒然草」の冒頭にある「つれづれなるまゝに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 」

:暇をもて余しているままに、一日中(筆を執って)硯に向かって、心に浮かんでくるとりとめのない事を、何となく書き綴ると、怪しく物狂おしい。から引用したものです。

日本3大随筆と言われる作品として「徒然草」吉田兼好、「枕草子」清少納言、「方丈記」鴨長明があります。「徒然草」の冒頭の文章は受験生だった頃覚えましたよ。。。徒然草、平家物語、我輩は猫である(いきなり時代が飛びますが。) などなど。。暗唱しましたが、その記憶も今はどこへやら。。。(悲)

高校の頃は理系バリバリの私でしたが高校 3 年の時の国語の先生がとても面白い授業をしてくれまして、おかげで成績がぐぐーん!と伸びました。実は古典も現国も大嫌いだったんですが高3で国語の点数伸びて大学受験も何とかパスしました~。田中先生、今でも感謝してます!

で、話は戻りますが「徒然日記」という言葉でググると多くのブログのタイトルに使用されてます。
「つれづれなるままに」という響きが日本人の心にじんわりと染み入るような、深層の意識に根付いた言葉なんだろうな、と感じます。(だから私も「徒然日記」という言葉を自然に使ってしまったようです。)

Wikipediaで「徒然草」を調べてみたら、兼好法師は「ひまだから心のおもむくままに書き綴った」と冒頭で書いてるクセに、中身は「人としていかに生きるか」ということを書いていたようです。
さすが兼好法師。教科書に載っているだけあります。確かに「徒然草」の内容は難解ではないけれど、伝えようとしていることは意味深い。

私も兼好法師を見習って(?)普段の暮らしの中で見つけたこと、感じたことを通して「人としていかに生きるか」を私なりに模索していきたいと思います。

次回は今読んでいる本についてお話する予定です。