みなさん、こんにちは!
いまこれを書いている日(8月15日)は、いつも行ってるヘアサロン Node の鶴来(つるき)さんに(H21.5.13コラム参照くださいね!)でカラーリングしてもらい、髪の毛ツヤツヤになってご機嫌の私です。髪の毛が艶々だと、とってもご機嫌になります。なんていっても気分がイイ!^^

さて、先週当院はお盆休みを頂戴していました。
その間、院長の私は何をしていたかっていいますと、

1.仕事(診療以外の仕事って結構多いのです。ふだん診療している時も、昼休みは仕事してること
  多いんですよ~。)
2.勉強(眼科・アンチエイジングなどなど。要するに仕事 & 興味あることについての学習。)
3.家で読書(今日もまた本を 2 冊買ってしまった。)
4.1泊 2日の旅行
5.ヘアサロンでカラーリング( Node 鶴来さんいつもありがとう!☆)

なんだかんだ言ってるうちに 1 週間たちそうです。
最近、自宅にいるのがお気に入りで、家で好きな香りのお香を焚いて、ストレッチしたり(瞑想すると寝てしまうので。。。(笑)本を読んだりしています。
今まで、ずーっと長い間アロマオイルが大好きで、お部屋でアロマを焚くことが多かったのですが、ここ最近になって急にお香にシフトしています。

香りって大事です・・・。良い香りって人の心を潤しますからね・・・。
って「家が好き!」「家でお香とかアロマ焚いてるのが好き!」と言っても、なんだかんだ言って外出することが多いので、外出が多いから余計に家が落ち着くのかもしれません^^

そうそう、家が好き、家にいると落ち着く、っていうことはとっても良いことらしいです。
自分のエネルギーが十分にある時は家にもエネルギーが十分にある、っていうことらしいです。
だから家に居て、落ち着かない、くつろげない、っていう時は「自分のエネルギーを上げる」と家のエネルギーも上がる!そうです。

早朝お散歩すると、自分が浄化され、エネルギーがチャージされるので、そのままお家に帰ると家の中にもエネルギーがチャージされるらしいです。その時のポイントとして、家から出て左へ向かうこと。家を中心にぐるっと 1 周すること。その間に神社にでも寄り道できれば最高にいいらしいです。朝の神社とかお寺って静寂でとても清らかですものね。確かに良いエネルギーを充電できそうな気がします。

やはり浄化し、エネルギーを充電するって大事です!心身の不調は体に毒 ( T o T ) が、排泄されずに蓄積するから起こるんですものね。というわけで、さらに浄化 & 充電するために、今年の夏休みは「高野山」へ行ってまいりました。
上記4.です。

高野山への旅は一言で感想を言うと
「すっごーく良かった!!!(∞)」
です。

もう少し詳しく表現すると
「すごく涼しい。そして湿気が少ない。避暑に最高の場所。

そして何と言っても
空気(オーラ)が澄み切っているので、(瞑想や写経などしなくても)浄化されていくのを感じる。
とても心地よい(∞)場所。」
です。

私、初めて高野山に行ったのですが
こんなに気持ちの良い (というか日本の聖地の中の聖地ですよ!皆さん。世界遺産でもあります!) 場所、久しぶりです。

ひょっとしたら今年の 5 月に行った伊勢神宮よりも気持ちよかったかも。。。
なぜならば高野山は森林に囲まれた盆地だからです。(標高900メートル)
電車で行っても、途中からケーブルカーに乗り換えて山の斜面に沿って登っていきます。
車で行っても、途中カーブの多い山道を延々走ることになります。

とにかく木だらけなんです。森の奥深くに高野山はあります。

高野山では樹木から発せられるフィトンチッドがとても多いらしいです。
ですので、科学的にも高野山は身体的、精神的にも癒しこうかがある、と実証されています。

☆フィトンチッドとは(ウィキペディアより)☆
フィトンチッド (phytoncide) とは、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。 植物 が傷つけられた際に放出し、 殺菌 力を持つ 揮発性 物質 のことを指す。 森林浴はこれに接して健康を維持する方法だが、健康だけでなく癒しや安らぎを与える効果もある。フィトンチッドはその殺菌性や森林の香りの成分であるということから良いイメージがあり、 森林浴 の効能を紹介する際に良く用いられている。

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↑写真は南海電車のパノラマ列車「天空」です。南海「橋本駅」から「極楽橋」までこれに乗って行きました!

↓の写真は天空の展望デッキからの風景。
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↑はトンネル内を走る天空。展望デッキは上半分に窓がないので、トンネル内はちょっと恐かったです。

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↑は、極楽橋駅から高野山駅行きのケーブルカー。電車で行く場合は、必ずこのケーブルカーに乗り換えて行く。大人も子供も、普段乗らない乗り物にドキドキワクワクしてます♪
↓は、ケーブルカーから見た風景。500‰という急斜面を走ります。
少しずつ、俗世界から精神世界へ導かれるような気になります。
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パノラマカー「天空」に乗り、続いてケーブルカーに乗って高野山駅へ着きました。

そこからはバスに乗って、高野山の町へ行きます。だいたい所要時間は 15 分くらいだったかと思います。

とにかく、かなりの急カーブを坂道をバスがガンガン走ってます。南海バスの運転手さんってすごいドライブテクだわ・・・と思いつつ、ゆらゆら揺れるバスにちょっとドキドキしながら乗りました。

「高野山駅」から「千手院前」までバス運賃 280 円也。
そこから 10 分ほど歩くと、泊まる予定の宿坊がありました。
宿坊の目の前は、あの壇上伽藍(だんじょうがらん)です。
高野山といえば、金剛峰寺のお寺が有名ですが、私は壇上伽藍の静寂やなんとも言えない清らかな空気が好きになりました。

写真は壇上伽藍の「根本大塔(こんぽんだいとう)」 夜はライトアップされています。
朝から夕方まで、内拝できます。感想は・・・うーん。圧巻です。ヨーロッパの大聖堂よりも、ずっと派手です(笑) 
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ここには三鈷の松という珍しい松があります。何が珍しいかというと松葉が 3 本あるんです。
ふつう、私たちが目にする松葉って 2 本でしょう?
それが何と 3 本あるんです。

どうして三鈷の松と言われるようになったかって?それはみなさん、ぜひ高野山へ来て知ってください。
ちなみに地面に落ちた松葉に 3 本の松葉がないか、探しましたが私は見つけられませんでした;;)一緒に行った、妹はなんと短時間の間に 6 本も見つけていました!

そばで一緒に探していた見知らぬ観光客のおばさんにも、見つけた 3 本松葉を譲っていました。
(おばさん、記念になると言って喜んでいらっしゃいました!^^)
写真は見つけた三本松葉。↓
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わが妹ながらすごいな・・・。
ちなみに私は以前、妹と四つ葉のクローバー探しをしたことがあります。
私は5分間で2つ見つけた記録がありますv
この時、妹はひとつも四つ葉のクローバーを見つけることができませんでした。

やっぱり、無欲だと見つけやすいのかなー。なんて思いました。
だって四つ葉のクローバー探しの時は妹は必死になって探してましたが見つけられず、四つ葉のクローバーなんてどうでもいいわ~なんて思っていた私がすぐ2つも見つけたんですから。

そして今回、3本松葉探しの時は妹は「あるかな~」なんて軽い気持ちで(無欲?)で探してました。一方で私は「ここで見つけたら何だかイイコトありそう!」ってスケベ心出してしまったのが運のつき、だったんでしょうか、 1 つも見つけられず(笑)

この姉妹の光景を弘法大師さまは空から見ていて、きっとほくそ笑んでいたに違いない(笑)
いやね、三鈷の松の云われって、信じがたいお話なんです~。詳しくはこちらへ⇒( 1 , 2 )。
ホンマにそうなん~???って私はちょっと思います。
空海が留学中の中国の海辺から投げた三鈷杵が高野山のこの松の木に引っかかっていた。
っていうのが三鈷の松の云われなんですよ。

たとえ空海が室伏選手のように豪腕だったとしても、物理的に無理だよー!
って思うんですが、、、。
でも、空海は法力を使えたので、投げた三鈷が、真言密教を開くのに相応しい場所を示すためにこの高野山の松まで届き、木の枝にひっかかったというわけです。ホンマやったらすごいわ!

空海の不思議な力についてのエピソードはたくさんあります。調べてみるとたくさんあります。そのどれもが面白いです。セロもまっつぁおです。
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写真は壇上伽藍エリア内。写真下中央にちらっと見える赤いものは、東塔。

さて、高野山への旅、続きです。
高野山へ着いた夜は8月13日でした。
その日は奥の院で年に一度の仏事「万燈供養会:ろうそく祭り」が行われる日でした。
私たちは宿坊で精進料理を頂いたあと、このろうそく祭りに行くことにしました。
精進料理で出されたごま豆腐、とっても優しい味でおいしかったです!感動。

ごま豆腐って、本当はあんな優しい味なんだね!と家族で感動しつつお出かけ。
行き先は奥の院です。奥の院は聖地高野山の中の聖地。
壇上伽藍も聖地の中の聖地と言われているそうですが(納得!)
奥の院も聖地の中の聖地、と言われています。

弘法大師空海が結跏趺坐のまま入定したと言われる場所です。
ここは数十万基という多くのお墓があり、たくさんの魂が眠る場所です。
そこの参道に十万本のろうそくが灯るのです。

「ろうそく祭りって、とても神秘的で素敵・・・(素敵というか、これは仏事です。)」と思って期待していった私ですが、、、

入り口付近には黒山の人だかり。そして、奥の院は暗く、道が細いため、入場制限しながら進んで行きます。
ようやく、ろうそく(ろうそくは無料配布)を頂いて、ろうそくを灯すために進んでいきます。

こんな感じ↓
祈心灯という火で「心」という字を作っています。嗚呼、とっても素敵です、、、。
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↓は、ろうそく祭りで、皆がろうそくを灯しているところ。約2キロの細い道の両脇をろうそくの灯が灯っている。幻想的です。
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しかしです。
このろうそく祭り、歩く距離が長い!

歩くのは結構平気な私達も、足が痛くなり奥の院の御廟までたどり着けませんでした。。。

参道の途中でドロップアウトし、中の橋まで戻りました。中の橋は幹線道路がありまして、人やバス、車の行き来で賑わっています。ろうそく祭りで屋台がいっぱい出ていました。甥っ子が「ベビーカステラ欲しい!」とおねだりしてきたので、かわいさゆえ、買ってしまいました。(夜のお菓子は虫歯になりやすいからダメなんだけど。今日だけオッケー。)

翌日は、もう一度壇上伽藍に行きました。(ここの空気は本当に気持ち良いです。ずーっとここに居たくなるような気持ちでした。ハワイ島の溶岩大地に行ったときと同じように心身ともに元気になるのがわかるんです。うーん。。。日本にもこんな素晴らしい聖地があったなんて。嬉しい。そしていつまでも高潔で清らかな場所であってほしいと願います。)

続いて、すぐそばにある霊宝館へ行きました。こちらにはガイドブックや仏教関係の本でよく見られる仏像や絵画だらけです(笑)

快慶、運慶の作品だらけなので、ありがたみが・・・(笑)

大学生の頃はこういう仏像とか見るの、すごく退屈だと感じてましたが、最近断然興味ある自分に驚きます。やっぱり教会でステンドグラスを見るよりも、心にダイレクトに入ってくるんですよね。仏像とか曼荼羅とか。あとお香の香りとか。(お香大好き!アロマ大好き!香水も好き!)

それから金剛峰寺に行きました。
日本最大(2340平米)と言われる石庭。↓
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写真だとイマイチこのすごさが伝わりづらいのですが、実際見ると迫力があります。
石庭って好きです。個人的に巨岩とか、溶岩大地とか、石庭とか好きです。

じっと見てると力をくれているような気がするんですよね。。。(っていうか実際、本当に元気になる。)自然の神様がそこにいるような気がするんです。

ちなみに今回の旅行は父母も一緒に来ていたのですが、高野山では観光客でも写経できるということで、大師教会という場所へ写経しに行っていました。団体で行くなら予約が必要ですが、個人で写経するなら、予約無しで大丈夫だそうです。写経って、今人気あるみたいですね。

確かに書道って、書いてる間は「無」になれるからなぁ。。。それが写経ならなおのこと、心穏やか、心を集中して書くだろうから、自分を掘り下げるのにはとても良いのかも、、と思ったわたしでした。

私は今回、数珠を作ったり、写経したり、阿字観(密教の瞑想法)したりしようかと思っていましたが、結局そのどれもしませんでした。
理由は「する必要がない、と感じた」からです。

それよりも壇上伽藍の静謐、聖なる力が(見えないけど)そこにある、という偉大な空気に触れ、吸収することができて本当に良かったです。また行きたい。

余談ですが、私はドコモの携帯なんですが、高野山では電波状態はほぼどこでも安定しています。弟が i-phone の携帯だったんですが、こちらの電波状態はちょっと不安定のようでした。

それから、外国人の観光客が話ししている言葉を聞いてると、圧倒的にフランス語を話してる人が多かったです。それからドイツ語かな。。。英語を話している人は極少数でした。

これって意外な事実のか、納得の事実なのか。
フランスはルルドの泉っていう聖地もあるし、スペインへの聖地巡礼もあるから、日本の聖地に対しても興味がわきやすいのかしら。。?
なーんて帰りのバスの中で話しをしていました。

交通手段は
高野山内はバス & 徒歩。(歩くのは、すごく気持ちいいです!!!)

行きは 南海難波から 特急「りんかん」→「天空」列車→ケーブルカー
帰りは 高野山からケーブルカー→「天空」列車→特急「こうや」でした。

あ!
そういえば、壇上伽藍でおみくじを引きました。妹弟、わたし、甥っ子の4人ともそれぞれ引きました。結果。
きょうだい3人とも大吉!
うっそぉー、と言いながらお互いのおみくじを見せ合う3人。大吉と書かれていますが、中身がかなりの辛口メッセージです(^^;)
もしかすると弘法大師の贈り物かもしれません。「3人、仲良く力を合わせて頑張りなさい。」という嬉しいメッセージのような気がしました。

さて、今日のコラムはこれでおしまいです!

最後まで読んでくださってありがとうございました!^^
また次回お会いしましょう♪