6月9日(土)アイザック小杉文化ホールにて
平成30年第2回上半期の社内合同研修会を行いました。

今年の4月に2年に1回の診療報酬改定が施行されております。
その改定内容に関しての疑義解釈の解説、また医療安全について、
今回も社内合同研修が開催される次第となりました。

今回も外部講師を招きご講義頂きました。

前半は診療報酬改定の疑義解釈の解説。
まず、かかりつけ薬剤師の検査数値の確認、
それに基づいた薬学的管理指導において、
腎機能検査結果で薬剤の用法・用量の適正性や
有害事象の発現の有無を行っていくこと。
通常用量だから、今まで通りの投与量だから・・・、
などの処方鑑査では今後通用しないということです。
今までの処方鑑査からさらに一歩進んだことを
していかなくてはいけないなと再確認しました。
その他にもいろいろ細かい疑義解釈について解説を頂きました。

それから、これからの日本の医療の進んでいくであろう道として、
オンライン診療・服用指導が始まるであろうという話もありました。
どのような状況になっても対応できるような準備を
していかなくてはいけないのだなと感じました。
H30年度上半期アシスト合同勉強会①.JPG 平成30年度上半期アシスト合同勉強会②.JPG
後半は医療安全研修会として、
「確認不足はエラーの原因ではない~原因の掴み方・対策の考え方+α~」
と題してご講義頂きました。

人間は確認をしているつもりでも、
聞き間違いや見間違いなどしやすいことを例に出して、
業務プロセスを段階的に抽出し、
それぞれのプロセスについて問題点はないか考え・発見し、
それに対してどのような改善策を用いるのかさらに
考えるということを学びました。

また、3つの確認方法として音声確認・記憶確認・視覚確認があり、
その中ではやはり視覚確認が一番確実であり、
さらにその視覚確認に音声確認を組み合わせると
確認の効果が上がることを教えてもらいました。

服薬指導に関しては話していること、聞いていること、見ていることを
一致させて行い、否定語は使用せず、
なるべく肯定語を使用すると上手くいくことを学びました。

患者さんは聞いたことは忘れやすく、見たことは覚えていて、
やったことは理解するとのことです。
吸入指導などでは、話しをするだけではなく、
とにかく患者さんと練習用の吸入器などを用いて
一緒にやってみると家に帰って使用するときに
忘れずにできるということでした。

今回の講義でいろいろ学んだことを実践できるようにしていきましょう。

業務終了後にも関わらず夜遅くまでお疲れ様でした。