2月17日(土)アイザック小杉文化ホールにて
平成30年上半期の社内合同研修会を行いました。

今度の4月に2年に1回の診療報酬改定が施行されます。
だいぶ内容が明るみになってきましたので、
その対策に向けて今回も社内合同研修が行われました。

(株)ファイネスさんより平成30年度診療報酬改定のポイントと題してご講義頂きました。
H30上半期アシスト合同勉強会①.JPG H30上半期アシスト合同勉強会②.JPG
今回の改定で大きく影響を受けるのは、
大型の門前薬局・調剤大規模チェーン薬局と言われていますが、
ただそれだけでもなさそうで、個人薬局・中小規模チェーン薬局にも
影響は少なからずあるだろうというお話しでした。

主な内容としては・・・
①かかりつけ薬剤師指導料の要件が厳しくなったこと
これは勤務していて確かに致し方ないように感じます。
何でもかんでもむやみやたらに取るのはいかがなものかと思っていましたので。
②基準調剤加算の廃止と地域支援体制加算の新設
基準調剤加算のハードルは非常に高く算定するのはなかなか大変でした。
調剤基本料1を算定している薬局では、今回の地域支援体制加算のハードルは
やさしく設定されています。
しかし、次回の改定ではなかなか厳しい要件になるのは必至です。
この1、2年でひとつひとつ要件をクリア出来るよう準備が必要だと感じました。
③薬局における対人業務の評価の充実
・服用薬剤調整支援料(文書にて薬剤2種類以上の減少)の新設
 これはなかなか難しい・・・。
・薬剤服用歴管理指導料の改定、お薬手帳のさらなる推進
 薬歴のさらなる充実が必要です。
・重複投薬・相互作用等防止加算の改定
 残薬調節以外の加算が厚くなります。
 しっかりと鑑査・疑義照会をおこなえば、きっと取れると感じます。
・服薬情報等提供料の改定
 医療機関からの問い合わせにしっかり対応できるようにしておかないとなりません。
・15日分以上の内服薬調剤料の減算
 この減算分を他の取れる加算でカバーしていかないといけませんね。
④後発医薬品の使用促進
予想通り、ハードルがさらに高くなりました。
せめて75%以上は確保するようにしないとなりません。
そこがクリア出来たら、さらに80%、85%と目指していきたいですね。

まとめとして、
今までの改定とは違い、小手先の戦略では乗り切れるほど甘い改定ではありません。
医師とのつながり、その他医療職・介護職との連携が非常に重要になってきます。
薬局内ではなく、在宅などの外で行う仕事が今後増加・必要になってきます。

その他に医科の改定内容、薬価制度の抜本改革、大手調剤・ドラッグストア・小規模薬局の
今後の戦略、添付文章の改定に関しても分かりやすくご講義頂きました。

H30上半期アシスト合同勉強会③.JPG

次にアシスト本部より在庫管理について
お話し頂きました。

4月の薬価改定にて薬剤の価格が下がります。
3月末までに在庫を抑える必要があり、
皆さん尽力してもらうようにとのことでした。
在庫管理の担当者の方は大変ですが、
ご努力願いたいと思います。

今回も業務終了後にも関わらず、
夜遅くまでお疲れ様でした。