3月25日(土)富山県高岡市生涯学習センターにて上半期の社内合同研修会を行いました。

診療報酬改定より約1年、「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」に向けてさらに一歩二歩と目標に近づくために今回も社内合同研修が行われました。

薬局における安全管理体制の整備ということで、従業員に対する研修の実施(年2回程度)が義務付けられています。
そのようなこともあり、(株)ファイネスさんより①医療安全管理・災害対策、②個人情報保護法、セクハラ・パワハラについてご講義頂きました。
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まず、医療安全管理としてヒューマンエラー対策について、
ヒューマンエラーに左右されない人間の特性が出ない仕組み(業務手順)の考え方を事例ごとに挙げてもらい、みんなで考えながら講義が進みました。
業務プロセスを分解し、どこのプロセスで間違えたかを把握したら、それに関して確認を行わなくても間違いが起きないような仕組みを構築すれば自ずとヒューマンエラーは防止できるということを学びました。
次に災害対策について、
何よりも患者さん、スタッフの安全の確保。 従業員の無事の確認(連絡網の整備)を行うこと。
その後、会社で定められた形で業務を継続するのかどうかを判断するといったことが必要だということでした。

平成29年春(5月30日)より改正個人情報保護法が施行されます。
これによって個人情報を取り扱うすべての事業者に個人情報保護法が適用されることになりました。
会社としては従業員に対して、薬局では患者さんに対しての個人情報の取り扱いにさらに配慮しなくてはなりません。 改正点を中心に配慮すべき事項を確認しました。
最後にセクハラ・パワハラについて、
昨今、様々なハラスメントというものが問題になっています。
今回はチェックシートを用い、ハラスメントを起こしやすいかどうかチェックしました。
みなさん大体問題なさそうでしたが・・・。 ボーダーラインの方は注意して下さいね。
セクハラ・パワハラなどは判断基準が個々によって大きく違ってきます。
この程度だったら大丈夫だろうなどの思い込みで行動すると相手によってはセクハラ・パワハラと判断されてしまうことがあるので、注意して接していかなくてはいけないなと学びました。

合同研修会③.JPG
平成28年度税制改正では、セルフメディケーションの推進の為、医療費控除の特例として「スイッチOTC医薬品」を対象とした新たな所得控除制度が創設されました。
それに伴い今年の1月からはセルフメディケーション税制が開始されています。
今回はOTCの勉強として、健康食品・サプリメントの相談対応・製品選定について田辺製薬販売株式会社さんよりご講義頂きました。

合同研修会④.JPG
かかりつけ薬剤師であるためには健康食品に関する知識も重要であります。
現在非常に多くの健康食品があふれています。
そこで健康食品の分類やそれらの意味について学びました。
さらに健康食品・OTCなどのPOP等における表示の注意事項、原材料などに注意して商品を選定すること、高齢者の栄養対策などについても教えて頂きました。
これからの業務に生かせるよう、皆さん食い入るように講義を聞いていました。

今回も業務終了後にも関わらず夜遅くまでお疲れ様でした。